発達マンガ

このマンガのお話は
あなたのお子さんが
持っている能力が
最大100あるとしたら
それをすべて使って
人生を生きていけるように
するための
準備になります。

今、赤ちゃんは
リアルに何を
感じているんでしょうね?

赤ちゃんの目線で
発達を見てみましょう。

床ベロベロ

まんまる抱っこ

丸んまる抱っこ

まんまる抱っこ
赤ちゃんは背骨が丸く
Cカーブだと安心します。
お母さんのお腹の中を
思い出して気持ちが
安定するからです。

子宮の中

この丸い背骨のCカーブが
その後の運動発達には
重要です。

Cカーブ

そり返りの強い子は
背骨の靭帯が
ちぢんで
短くなりがちなので
丸く抱っこしたり
丸めてちぢんだ靭帯を
伸ばす体操が
おすすめです。

泣いてイヤがったら
オムツ替えの時や
寝ている時に
30秒くらい
ちょっとやってあげると
いいでしょう。

画像の説明

頭と背骨をまっすぐの
位置にしてから
丸めましょう。

最初の抱き方に
よって歯並びも
決まるそうです。
そり返って
アゴが上がっていると
口呼吸になり
歯並びも悪くなる
と言われていますよー

なるべく
早いうちから
丸く抱っこできると
いいですね。

見守りポイント
★頭と背骨はまっすぐですか?
★アゴがあがっていませんか?
★アゴをひいた状態で背中が
丸くなっていますか?

ママの声
そり返りのひどい子で
助産師さんに言われて
へこ帯抱っこ紐で
1週間丸く抱っこしました。
最初は泣きましたが、
それでも
丸く抱っこしていたら
そのうちピタッと
くっついて
落ち着いてきたんです。
ピタッとくっつくので
可愛さが倍増しました。

なめなめ探索

ペロペロ

なめなめ探索

赤ちゃんの唇は探知機です。
唇で3Dスキャンしています。
視界に入ってきた
興味あるものは
とりあえずなめて唇で確認♪
自分の体も唇で
発見していきます。

最初赤ちゃんは
自分の意志ではなく
反射でピコピコ手が動きます。
偶然口に手があたった時
あれ?って
ビックリするんです。

唇で手を感じて
手で唇を感じて
両方で感じて
初めて手の存在に
気づきます。
手が自分のものだと
気づくのです。

自分の手を
発見したのです。
足も同じように
発見していきます。

指1本1本
ベロベロなめまわして
3Dのように
立体的に
体を認識していきます。

形はなめて
覚えるのだそうです。

なめているのを
「汚いっ」といって
この機会を
奪わないようにしましょう。

脳が活性化し
脳内に身体地図
(ボディイメージ)
が出来ていく瞬間です。

見守りポイント
赤ちゃんは体以外にも何でも
口に運んでなめます。
口の中に入ってしまうような
小さな物や危険な物には
気をつけて
安全配慮しましょう。

ママの声
こんな話は
聞いたことがなかったです。
聞く前までは
「きたなーい」
と思っていましたが
今ではどんどん
ペロペロさせています。
おじいちゃん
おばあちゃんが
「汚いっ」って言ったら
「脳の発達の機会を
奪わないでっ」って
私が制します(笑)

赤ちゃんの体発見♪

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赤ちゃんは
なめなめしたり
感じながら
自分の体を少しずつ
発見していきます。

ママから見ると
赤ちゃんは
人間の形をしている
けれど
赤ちゃんから
してみると
最初は唇だけの
存在だそうです。

くちびる

そして、
仰向けに寝ていますから
後頭部と背中は
床や布団に触れて
いつも感じているので
そこは自分でも
わかっているそうです。

ということは・・
ペラッペラな感じに
唇が浮いている存在。

ペラッペラ

なんか笑えますね(笑)

そして前述のように
手を発見し
4~5ケ月くらいに
足が持ち上がって
きて足が視界に入ると
『なんじゃ?こりゃ?』
と興味を持って
パクッと口に入れ、
唇で感じて
足でも感じて
両方から感じると
これは自分の物だ♪
とわかるんですね。
自分では感じるけど
もう一方から感じなければ
自分のモノではないと
区別するんだそうです。

うつ伏せにされると
胸とお腹が床を感じて
今まで
後頭部と背中の後ろ
だけだった自分に
前があることを
知るんですね。

そして
5ケ月くらいになると
胸まで上体を
あげられるように
なりますから
そしたら
骨盤のあたりが
わかってくるのです。

6ケ月くらいになると
コロコロ横に
動けるようになりますから
横の脇腹などを感じて
自分に横があることを知り
今まで平面だった体が
立体だとわかるんだそうです。

だけどまだ
イラストのように
点線のところは
わかっていないんですって♪

点線はまだない

5~6ケ月で
膝を手で触っていたら
膝はもう発見している
そうですよ。

でも
膝を触っていなかったら
まだ発見していないので
赤ちゃんに自分の膝を見せて
触らせてあげると
発見できるそうですよ。

そして赤ちゃんを
すみずみまでやさしく
触ってあげましょう。
どんどん
自分を発見することに
つながりますよー

ゴロンと寝返り

景色変わる

・・・・・・・・・・・・・

※ここでの
「うつぶせ」は運動です。
「うつぶせ寝」
ではありません。

「うつぶせ寝」を
推奨しているものでも
ありません。

「うつぶせ」中は
必ず見守りましょう!

・・・・・・・・・・・・・

初めての寝返りは
偶然的に起こってきます。
その時に赤ちゃんは
自立の一歩を手に入れます。

なぜならば寝返りが
できない間は100%
誰かに身を
ゆだねているしかなく
そうでなければ
生きていけないからです。

自分の体を
自分で移動させた
この経験は
この後
意志をもって
「そこに行こうっ!」
という自発的な
行動につながります。

寝返りを始めたら
ますますよく見て
あげてください。

寝返りも左右で
やりやすい方と
やりにくい方があります。

顔が向きにくい方には
寝返りがしにくいです。

これはお座りの時の
重心を支えにくくします。

ここでの左右の差は
体をまっすぐ支える
ということに影響が出てきます。

ですから
やりにくい方の側面を
下に横向きにして
前後に揺らしてあげると
そちらの側面も
認識できるようになり
やりにくい方も
寝返りにつながります。

左右同じように
寝返りできるように
しましょう。
そのために
左右に寝返りできる
スペースを取りましょう。

見守りポイント

★たたみ・床・硬めの布団で
遊ばせましょう。

★やわらかい布団での
うつぶせは危ないです。

★左右が上手にできるように
促しましょう。

ママの声
はじめての寝返りを
見た時は感動しました。
ハッピーさんに
「ここから自分で動き始めるわよ」
と言われ
目が離せなくなるけど
1日1日の成長が楽しみになりました。

お座り♪お座り♪

お座り

お座りは
自力でできることが
大切です。

お座りを
自力でできるようになる前に
何かに固定させて座る習慣を
つけてしまうと
ハイハイや
あお向けや
うつ伏せで
遊ばなくなります。

床で1人遊びをしなくなるので
かえってママの手が
かかってしまいます。

5ケ月くらいまでは
両手を前について
安定して床に座ります。

4ケ月

両手を前について
手に体重をかける
ということは大切で
のちのハイハイにも
つながっていきます。

8ケ月くらいになると
自分で安定して
座れるようになります。

6ケ月

と言いながらも
座って重心が
うまく取れずに
倒れる・倒れそうになるという
経験も大切です。

倒れそうになって
手が出る・足が出るという
手や足を伸ばして体を守る反応
(保護伸展反応)
が出るのが大切です。

これが出るようになると
手で体を支えることが
できるようになるので
ハイハイにつながりますよ。

見守りポイント

★床に座っている時に
横に倒れても大丈夫な
スペースを作りましょう。

★便利グッズは
困った時だけにしましょう。

★ペタンコ座りは
リング座りに変えましょう。

ペタンコ座り

↑ ↑ ペタンコ座り

リング座り

↑ ↑ リング座り

ママの声
自分で座るって
大切なことだったんですね?!

ワクワク移動

移動

赤ちゃんは
興味のある先に向かって
移動します。

寝返りも
腹バイも
四つバイも
つかまり立ちも
つかまって歩くも
1人歩きも
興味ある物に向かっての
移動手段です。

寝返りをうち始めたら
それがしやすいように
スペースを作るなど
環境を整えましょう。

そして興味を
うばわないことが
大切です。

せっかく興味を持った物を
うばわれたり
取り上げられてしまうと
達成感を得られなくなります。

移動は次の移動手段を
手に入れるための
体の準備でもあります。

寝返りができて
腹バイになり

腹バイができて
四つバイになり

四つバイができて
つかまり立ちになり

つかまり立ちができて
つかまって歩くようになり

つかまって歩けるようになって
1人歩きができるようになります。

少しずつその先の興味に向かって
レベルアップしていくのです。

人はこうやって発達していきます。
環境さえあればそうなるのです。
発達をたどる環境を
作ってあげましょう。

見守りポイント
★危ない物・邪魔になる物は
退けましょう。
★安全への配慮を忘れずに。

ママの声
ハッピーさんに
「服やオムツなども
動きやすいか?
確認して♪」
って言われて
モコモコじゃなく
動きやすい服にしたら
コロンと寝返りをしたので
ビックリしました。

発達マスターによる発達お話会

ママの学校
HAPPY SUNには
発達のお話会ができる
発達マスターがいます。

発達お話会のご依頼は
下記ボタンよりお問合せください。

お近くの発達マスターを
紹介いたします。

・・・・・・・・・・・・・・

発達監修
渡辺なおみ
理学療法士

イラスト
飯塚まりな

企画
ハッピーさん有志

協力団体
菜桜助産所
一般財団法人
 日本コアコンディショニング協会

発行責任者
ALL HAPPY株式会社
代表取締役 副島理子

参考文献

みんなの保育大学シリーズ
築地書簡

子どもの発達とヒトの進化
井尻正二 著

足のはたらきと子どもの成長
近藤四郎 著

脳の発達と子どものからだ
久保田競 著

内臓のはたらきと
子どものこころ
三木成夫 著

進化とは何か
井尻正二 著

胎児からの子育て
大島清 著

人間生命の誕生
三木成夫 著
築地書館

海・呼吸・古代形象
三木成夫 著
うぶすな書院

写真で見る乳幼児の運動発達
Lois Bly 著 
木本孝子・中村勇共訳
協同医書出版

機能的姿勢-運動スキルの発達
Rona Alexander著
高橋智宏 監訳
協同医書出版

乳児の脳性運動障害
Vaclav Vojta 著
富雅夫 訳
医歯薬出版株式会社

脳性麻痺と機能訓練
松尾 隆 著
南江堂

脳性麻痺の整形外科的治療
松尾 隆 著
創風社

赤ちゃんの運動能力を
どう優秀にするか
グレン・ドーマン

赤ちゃんはいかに賢いか
グレン・ドーマン

乳幼児の発達
運動・知覚・認知
J.ウォークレール 著
名和雅子 監訳 新曜社

やさしく学ぶからだの発達
林万り 監修

赤ちゃんの発達地図
木原秀樹 著

発育発達からひも解くコア
一般財団法人
日本コアコンディショニング協会

ハイハイのすすめ
特定非営利活動法人
健康づくり推進機構BTB