子育て教室で赤ちゃん体操を学ぶなら | 赤ちゃん体操を学べる子育て教室・産後ママ応援コミュニティ「HAPPY SUN」

反り返りは、生後３～4ケ月の赤ちゃんによく見られる行動で、赤ちゃんの順調な発達のプロセスで見られる動きです。発達して他の動きができるようになると共に自然と減っていきます。赤ちゃんが不安や不快を感じていると反り返りが強くなる可能性があるので、赤ちゃんが安心する方法と、上手に寝返りをうてる練習方法をお伝えします。

まだ首の座っていない時期は反射の影響で反り返ったような姿勢になりがちです。その上、ママのお腹の中のような安定した環境で寝ているわけではないので不安なのです。赤ちゃんはママのお腹の中では子宮の壁に包まれて、身体を支えてもらっていたので安心していました。お腹の外の世界は身体の支えがなく、不安定で不安なのです。

少しでも身体を安定させるために、固定できる場所や姿勢を探して、触れている場所に身体を押しつけたりします。これが反り返りを強める理由です。赤ちゃんはママのお腹の中で背骨が丸くCカーブでした。赤ちゃんはママのお腹の中を思い出すと安心するので、丸く寝かせる・丸く抱っこするなどお腹の中の環境を再現してあげるとよいでしょう。

上手な寝返りができるための順番は、以下の通りです。

①まず丸くなって、両足を自分のお腹の上に持ち上げることができる。

②その状態から身体全体でドタッと倒れる寝返りができるようになる。

③それを経て身体のひねりを使った寝返りができるようになる。

ですから、赤ちゃんの寝返りは反り返ってするものではありません。反り返りで無理やり寝返ることは次の四つ這いなどの発達が十分できなくなる原因になります。反り返りの強い子は背骨の靭帯がちぢんで短くなりがちなので、丸く抱っこしたり、丸めてちぢんだ靭帯を伸ばす体操がおすすめです。泣いていやがったらオムツ替えの時や寝ている時に30秒くらいやってあげるといいでしょう。

【練習方法】
①赤ちゃんを頭・胸・骨盤が一直線になるように仰向けに寝せます

②赤ちゃんのお尻を持ち上げ手で足を持つのを誘導します

③赤ちゃんの両手で足をもたせます

④背中を床に付けたまま左右に最初小さくだんだん大きくゆっくり揺らします

【見守りポイント】
★手で足を持った時顎が引けていることを確認しましょう

★背中で重心が移動することを体験させます

初めての寝返りは偶然的に起こってきます。その時に赤ちゃんは自立の一歩を手に入れます。なぜならば寝返りができない間は100％誰かに身をゆだねているしかなくそうでなければ生きていけないからです。自分の体を自分で移動させたこの経験は、この後、意志をもって「そこに行こうっ！」という自発的な行動につながります。

寝返りを始めたら、ますますよく見てあげてください。

寝返りも左右でやりやすい方とやりにくい方があります。顔が向きにくい方には寝返りがしにくいです。これはお座りの時の重心を支えにくくします。ここでの左右の差は、体をまっすぐ支えるということに影響が出てきます。ですからやりにくい方の側面を下に横向きにして、前後に揺らしてあげるとそちらの側面も認識できるようになり、やりにくい方も寝返りにつながります。左右同じように寝返りできるようにしましょう。

そのために左右に寝返りできるスペースを取りましょう。

【見守りポイント】
★たたみ・床・硬めの布団で遊ばせましょう。

★やわらかい布団でのうつぶせは危ないです。

★左右が上手にできるように促しましょう。

赤ちゃんの寝返りは反り返ってするものではありません。反り返りで無理やり寝返るのではなく、丸くなることから始めてみましょう。ママの学校HAPPY SUNの教室では、今、この子の発達に必要な動きを引き出すための赤ちゃん体操があります。ご興味のあるママはぜひともお問合せください。